2017年の大晦日、娘はいつもと変わらずミルクを飲んで20:30には眠りにつきました。
私は娘の隣で21:30に布団に入り、スマホを見ていました。30分ほど経つと、
「ピシャー!」
振り返ると娘はこちら向きに横になって普通に寝ています。よく見ると、娘の布団と私の布団が濡れていました。ミルクを吐き戻したのかな?と、タオルで布団を拭くと、思った以上にタオルが濡れたことに驚きました。
??ミルクの吐き戻しにしては多いような。。
濡れた布団を触るとビチャビチャで絞れそうな程です。やはり吐き戻しにしては多いです。
ミルクを飲みすぎたのかな?本人は普通に寝ているし、起こさずにいよう。
その40分後、私は眠りに入ろうとしたところでしたがピシャー!の音で一気に目覚めました。
娘は緑色の液体まみれになっていました。
夕方に食べた離乳食のブロッコリーでした。
何故ブロッコリーまで?
娘を起き上がらせ、二階で寝ていた夫を呼び、
シーツや服を交換しました。娘はニコニコ。こんな吐いたら気持ち悪いはずだけど、機嫌は良いし眠そうだし、朝になったら病院に連れて行こうと思い、再び娘を寝かせました。
午前1時過ぎ、またまた吐いた音で目が覚めました。今度は少量で、娘は寝ています。タオルで娘の胸元を拭き、私も横になりました。
が、眠れず、ネットで娘の症状を検索したところ、胃腸炎が当てははまりそうだなと思ったところでまた「ピシャー!」
娘を起き上がらせると黄色い液体を勢いよく吐きました。
私はびっくりして娘の名前を呼ぶと娘は、寝ていたのに起こすなー!というかんじで泣き出しました。着替えさせ、熱を計ってみましたが熱はありません。
しかし何度も嘔吐したことでかなり心配になり、#8000に電話相談してみました。
症状経過を話すと、黄色い液体は胃液でしょうとのこと。オムツが濡れているかを尋ねられ、濡れていませんと返すと今のタイミングで受診した方が良いとのことでした。脱水症状を起こしている可能性があるそうです。夜間急患の病院を紹介してくれる電話番号を教えてもらい、そちらにかけました。病院名と電話番号を教えてもらい、次は病院に電話して症状経過を説明し、いざ病院へ!
娘は車の中では吐かずに静かにしていました。
病院に到着し、薄暗い病院の中を娘を抱えて急いで歩きました。急患の受付をし、体温計測をして診察室で医師を待ちました。やはり熱はありません。
その間にまた吐き気が娘を襲い、胃液を吐いては泣いていました。20,30分ほど待って先生がお見えになり、症状と経過を説明しました。
「恐らく胃腸炎ですね。兄弟はいますか?」
「保育園や幼稚園に通ってますか?」
「家族で胃腸炎になった人はいますか?」
答えは全てNoです。
「胃腸炎はうつるのですが、心当たりはありませんか?」
「不特定多数の人が集まる場所に行ったことかもしれません」と言うと、先生は納得されました。風邪やインフルエンザが流行中のこの時期にショッピングモールに連れて行き、その上ベビーカートに乗せたのが良くなかったのかもと思いました。様々な子供が乗るカートですが掃除されているのかいないのか、、結構汚れていたのが気になっていました。反省。。
「胃腸炎に特効薬はないので対症療法になります。胃腸を休ませることが大切なのでミルクやおっぱいはあげないで白湯や経口補水液を飲ませるようにしてください。吐いた後2時間は何も与えないように。吐き止めの座薬をだしますので、家に帰ったら入れてください。座薬を入れてすぐに出してしまっても薬の形が崩れていなければまたすぐに入れてください。」
座薬!!入れられるだろうか。。
7か月で初めての病気で、座薬デビューとは、かわいそう(´;ω;`)ウッ…
「胃腸炎はうつるのでご両親は手洗いをよくしてくださいね。でも簡単にうつるので時間の問題ですね。」
時間の問題ねぇ。。
うつったら仕方ないくらいの気持ちでいました。最後に先生に質問しました。
「再度受診が必要な症状はありますか?」
「おしっこが12時間以上でなければまた来てください」
座薬を貰い、家路につきました。帰りの車中でも娘は静かで、家の布団に寝かすとすとーんと寝てしまいました。朝方4時でした。
あ、座薬、、入れなくていいか!
寝かせてあげましょう。また吐いたら入れることにしましたが、娘は朝まで寝てくれました。
元旦の7時半に娘に起こされました。いつも通り元気な様子ですが、医師から言われた通りおっぱいはあげずに経口補水液をあげます。飲んでくれるかしら?
娘は哺乳瓶からでてくる液体に一瞬、「ん?」という表情をしましたが、飲んでくれました!
吐くこともなかったので座薬は使わずじまい!
うんちも下痢はなく、快便でした!
それはよかったのですが、わたしのおっぱいが張って痛みが出ていました。さし乳になってはいたのですが、半日出してないとさすがに溜まりました。手で絞りましたが沢山は出せずに溜まる一方です。
「よし、パパが吸おう!」
夫が本気か冗談か言い出しました。娘専用のおっぱいを夫に吸われることに抵抗があり、「いや、我慢する」と断っていましたが夜になると触るだけでもおっぱいが痛く、腫れたような痛みになり耐えられず、意を決して夫にお願いしました。
娘が寝付いた後、決行!夫は椅子に座り、その前に私が立ち、腫れ上がったおっぱいを吸って貰いました。が、うまく吸えない夫。。
「どう吸えばいいんだ?」
「母乳で育ったんでしょ?思い出して!」
「そんなの覚えてないわ!」
吸い方が下手なのでくすぐったく、痛みとの変な組合せになってしまいました。
「もっと強く吸って!」
大人の吸引力のが赤ちゃんより大きいはずですが、おっぱいを吸うのは娘のが格段に上手く速いことが分かりました。笑
「母乳って、甘いんだね」
夫に吸ってもらって痛みが治まる位になったので、終了。でもまだまだ張ってます。
夜中の授乳も白湯と経口補水液で過ごし、1月2日の朝、娘は機嫌よく起きました。
一晩超えた私のおっぱいはまたもやパンパンで痛い!早速娘に吸って貰いました。
さすがおっぱいマスター!速い!一回の授乳で腫れ痛みも治まりました。すごいわぁ。
お昼の時間になりましたが、なんだか食欲がありません。胃が少し気持ち悪く、横になりたい気分。。娘の面倒は夫にお願いしてベッドに横になりました。眠ろうとしても眠れず、ゾクゾクと寒気が身体中を走り、頭痛もしてきました。
こ、これはもしや。。。
体温計で計ってみると、なんと38度3分!
お腹も痛く、水様便。。感染したか?娘は熱はありませんでしたが私は熱があります。頭痛と熱で座って入られません。世の中はお正月真っ只中。正月中に開いている病院リストを夫が年末に印刷してくれていました。まさか使うことになるとは。。
お陰ですぐに夫が病院に連れて行ってくれました。病院は結構混んでいて、正月らしさは微塵も感じませんでした。私の診察の番になり、先生に症状を話すと娘の胃腸炎が感染した可能性が高いと言われました。やっぱりそうですよねっ!水分摂って、翌日の昼までは食事は摂らないようにとのことでした。食欲全く無かったのでその点は苦ではありませんでした。
私の胃腸炎が治ったのは翌々日でした。こんな正月は人生初めてでした。また、娘の初めての正月は、初めての病気。娘の胃腸炎が長引かなくて良かったです。
風邪が流行る時期の外出、体調管理は意識を高く持って注意せねばと実感した出来事でした。